病理一口メモ (学生や研修医に役立つ病理の知識,日常の病理診断に役立つ知識などを提供)
- 急性虫垂炎は,俗に盲腸(あるいは盲腸炎)ともいわれる.これは臨床診断がまだ発達していなかった頃,開腹すると虫垂の炎症がすでに盲腸に波及しており,あたかも盲腸の炎症であるかのようにみえたためにこう呼ばれた.その名残が今もあり,依然として盲腸と呼ばれることがある.正確には急性虫垂炎(acute appendicitis)である.
- 虫垂炎は臨床的にカタル性,化膿性(蜂窩織炎性),壊疸性に分けられ,化膿性以上の病変は,抗生剤治療に抵抗性であるため手術の適応である.
- 急性虫垂炎は,病理組織学的にはacute focal, acute suppurative, gangrenous (phlegmonous) , preforativeなどに分類される.ただし,acute phlegmonous appendicitisは,acute suppurative appendicitisと同義で扱われることもある.(by 清水道生)
Posted by 病理診断科
