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5. 腫瘍関連マクロファージと古典的ホジキンリンパ腫患者の生存期間
10.03.17
Tumor-associated macrophages and survival in classic Hodgkin’s lymphoma (NEJM 2010; 362:875-885)
- ホジキン病の治療は進歩しているものの,約20%の患者は進行して死亡に至る.予後不良因子(国際予後スコア)としてstage,高齢,男性,白血球数増加,リンパ球減少,貧血があげられるが,臨床的に意義のあるバイオマーカーは確立されていない.本研究では凍結切片で得られた遺伝子プロファイリングのデータをもとに166例について免疫組織化学的にコホート解析を行った.
- 遺伝子発現プロファイリングにより,腫瘍関連マクロファージの遺伝子特性と一次治療失敗に有意な相関が認められた(P=0.02).独立したコホート研究では,病巣内マクロファージ数の増加と無増悪生存期間の短縮(P=0.03),自家造血幹細胞移植後の再発率の上昇(P=0.008)に相関が認められ,疾患特異的生存期間は短くなった(P=0.003).多変量解析でも,国際予後スコアと比較して疾患特異的生存期間と強い相関を示した(P=0.003 対 P=0.03).Stage IおよびIIa期の患者でCD68陽性細胞の増加がみられなければ,標準的治療法で長期疾患特異的生存率100%のサブグループに分類される.(by 桜井孝規)
Posted by 病理診断科
